硬式野球部

DATE:2025.11.11硬式野球部

乱打戦の末に惜敗 延長12回にサヨナラ打浴びる

251110_2ー3
9回裏から11回裏をテンポよく抑える田本(撮影?前田琴音)
251110_2ー2
1回表、三塁打で2点を奪った永野(撮影?飴山雅)
251110_2ー1
7回に逆転打を放った救世主、遠渡(撮影?片岡桜香)
251110_2ー4
4番に抜てきされ3安打を出す吉村(撮影?前田琴音)

令和7年度東都大学野球秋季1部?2部入替戦、対立正大1回戦が11月10日に明治神宮野球場で行われた。
秋季1部リーグを戦い抜いた駒大は6位という結果に終わり、再び1?2部の間をさまようこととなった。リーグ戦から約3週間、迎えた入替戦、対立正大1回戦では延長12回までもつれる熱戦を繰り広げたが、あと一歩及ばなかった。

スコアと戦評は以下の通り

入替戦 対立正大1回戦
チーム/回 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
駒 大 3 0 0

0

0 1 3 0 1 0 0 0

8

立正大 1 1 1 2 1 0 2 0 0 0 0 1x

9

◆戦評

初回、②眞邉麗生(法2)が内野安打で出塁し、すかさず盗塁を決める。④吉村航希(現1)が左中間を破る適時二塁打を放ち、先制点を奪う。さらに⑤遠渡真輝人(仏2)が死球でつなぐと、⑥永野陽大(仏2)が右中間を深々と破る適時三塁打を放ち2点を追加。駒大は初回で3点を獲得する。

駒大の先発は仲井慎(法3)。仲井は1回裏を粘りの投球で1点にしのいだが、2回裏に椎木(立正大)に左本塁打を浴びる。
3回裏には右本塁打を放たれ、3-3と同点に追いつかれる。
4回裏、再び立正大の一発を浴び、さらに適時打で点を失い3-5。立正大のペースが続く。
5回からは本間葉琉(法3)が救援登板するも、犠飛で追加点を許し、苦しい展開に。

反撃は6回表。③小林伶斗(政4)が中安打で出塁すると、四球と押し出しで1点を返し、点差を縮める。

7回表には②眞邉が右前安打で出塁し、続く③小林の適時二塁打で1点差に。さらに④吉村の右前安打でチャンスを広げると、⑤遠渡が左中間へ運ぶ逆転の適時二塁打を放つ。駒大応援席が大きく沸き、試合の流れを完全に引き戻したかと思われた。

しかしその裏、福田敦(立正大)に1死一、二塁から適時三塁打を浴び、再び逆転を許す。

ここでは終われない駒大は9回表、③小林の二塁打で好機をつくると、④吉村が適時二塁打を放ち、土壇場で試合を振り出しに戻した。
9回裏から登板した田本聖貴(営3)が立正大打線を三者凡退に抑え勝負は8-8で延長戦へ。

両チーム得点を譲らぬまま迎えた12回裏、2死三塁のピンチで安田大(立正大)を敬遠。迎えた椎木(立正大)との対決は初球を適時右前打へ運ばれサヨナラ負け。あと一歩、届かなかった。

◆インタビュー

◆香田誉士史監督

251110_2ー5

ーー粘った(試合内容だった)が悔しい負けになったが
?仲井も良い感じに来てはいたが、毎回得点され、このような試合になった。しかし後半に粘って追いついたというところは良かったし、最後の田本は良く頑張った。結果このような試合になったので明日全力でやる?

ーーリーグ戦を終えてから、どのような調整をしてきたか
?リーグ戦を通した反省を全員でさらけ出して、最後は『皆で一丸となって向かっていこう』というミーティングをした。あとは体の部分をもう一度、自主的、自発的に動かして、4年生を中心に引っ張ってくれという形でやって来た?

ーー明日に向けて
?思い切ってやるだけ?

ーー最後マウンドに行った際は、田本にどのような声掛けをしたのか
?『最後頑張ろうぜ』と掛けた。よく投げてくれていたので?

ーー(サヨナラ打の)椎木(立正大)と勝負したのは
?満塁まではOKだから、林コーチと話して(椎木か次打者か)どちらかというところで決断した。なので田本の責任ではなく、こちら側の責任?

ーー立正大の打線はどのように感じるか
?リーグ戦前半から非常に打つというのは聞いていた。実際に最終戦(秋季2部リーグ拓殖大3回戦)を見てもバットは振れるし、長打力もあると思っている?

◆田本聖貴(営3)

251110_2ー6

ーー自身の投球について
?長打が立正大はあったが、緩急を上手く使って抑えられたなと思っている?

ーー最後、真っ直ぐで勝負したのは
?1人1人しっかりと抑えてきたが、自信のある球は真っ直ぐだったので、思い切って投げた?

ーー入替戦という大舞台で、このマウンドで勝負できるというのはどう感じるか
?緊張もあったが、1番は楽しめた?

ーー最後の球は、狙ったコースではなかったのか
?少し内側に入ってしまった?

ーー手術をしたのか
?大学1年次の冬に肘のトミージョン手術を受けた?

ーーしばらく投げられなかったのか
?2年次は、ほぼ投げられなかった?

ーーその間チームも苦戦したり、自身も投げられなくてとても苦しい思いをして、我慢してきた中、今神宮球場で投げていることについて
?神宮球場で投げるために手術をしたというのもある。まだまだなので、これからもっと活躍できるように頑張りたい?

執筆者:前田琴音

関連記事 - 「硬式野球部」カテゴリーの新着記事

一覧を見る