多摩川左岸調査

10/27(月)に実施した等々力~二子玉川調査について、皆さんが撮影した写真を地図にまとめました。
地理院地図上に写真とコメントをのせたものは(こちら)。赤丸をクリックすると写真と説明が開きます。

文章は要約したものもあります。写真はモザイクをかけたものもあります。
写真は、横500×縦350もしくは横350×縦500ピクセルにしました。(解像度が落ちています)。
カッコ内のコメントは、教員によるものです。
調査に参加しなかったものの、写真を提出した学生も番外編として掲載しています(府中)。

景観に注目した卒論を検討中の人は、以下の点を意識すると良いでしょう。

【地理写真について】

?撮影意図は明確に
 地理写真撮影にあたっては、目的意識が必要。
 写真によって、見る人に何を伝えるかというのが重要なポイント。

?撮影場所が誰にでもわかるような写真が良い
 武蔵小杉マンション群や二子玉川ライズが写っていれば、大まかな場所がわかる。
 道路の行き先表示版、信号の交差点名、電柱の住所記載などからも場所の特定が可能。

?植物が写っていると季節がわかる 
 目的物にズームインして撮影するのも良いが、周囲がわかるような写真も撮っておくとよい。
 植物が写るように撮影すれば季節がわかる。コケが生えていたら方角がわかったりする。

?プライベート空間の撮影には気を付けること
 
私有地に無断で立ち寄ってはいけない。立ち入り禁止の場所も入ってはいけない。
 住宅地では、プライベート空間(洗濯物を干しているバルコニーなど)を無断で撮影してはいけない。

?撮影した写真は、数年後に比較の対象となる場合がある
 
1年後、3年後、5年後に同じ場所を訪れてみると、状況が変わっていることがある。
 同じ場所で撮影した地理写真について、新旧比較することで、地域の変容がわかったりする。

【写真説明について】

?場所の説明にうまくなろう(地理学科学生ならば特に)。
 住所を示す方法もあるが、最寄り駅?道路?河川?橋などの名称で場所がわかりやすくなる。

?具体的な数値を示して説明するようにしよう。
 川の幅、川の幅までの深さ、台地と低地との比高、斜面の傾きなどなど。
 果物畑の面積、果物の木の本数などなど。

?疑問に感じたことを記して、考察を加えてみよう。
 なぜ?どうして?という疑問を大切にしよう。理由を考えてみよう。
 独自の解釈が間違っていることもある。資料を調べて確認しよう。